歴史の地図
鉛筆罫線

歴史地図の1個め

中国の覇権争いの始まりh2

テンプル騎士団が重宝された理由として、それが強力な戦力だったことがあげられる。かれらは修道会の規則に従い禁欲的で、戦いに臨めばとにかく勇猛だ。十字軍として当方に派遣されてくる軍隊は、ほぼ封建軍である。封建軍は年40日間しか戦わせられないという縛りがあり、 騎士は家名のため戦うので集団行動に適さない。頭数だけそろえても足並みがそろわないのである。対して、テンプル騎士団は己の名誉のためではなく、神のために戦う。修道士でもある彼らはエゴの克服を求められており、日本風にいえば「滅私奉公」を体現する軍隊なのである。